今週の馬券動向分析
第83回 日本ダービーの展望
今週はダービー週。そう、競馬の祭典「日本ダービー」が週末、東京競馬場で行われる。東京優駿、日本ダービーは、全てのホースマンにとって一番の目標となるレース。
競馬ファンにとっても、記憶に残る競馬を期待し、的中させることを夢見るレース。
過去10年間で昨年のドゥラメンテ、2006年メイショウサムソン、2011年のオルフェーヴルと3頭が春2冠を達成。
さらに、オルフェーヴルは秋に菊花賞も制し、2005年のディープインパクトに続く、日本競馬史上7頭目の三冠馬になった。
今年は、皐月賞を優勝したディーマジェスティが二冠を目指すが、ライバル勢も虎視眈々とダービー制覇を目論む。さあ、過去の傾向を確認しよう。
◎皐月賞から直行組は芝中距離の重賞勝利が必須
前走のレース別成績で出走数が最も多いのが皐月賞「7.5.5.62」。
昨年のドゥラメンテを含め、断トツに多い7勝している。アベレージをみても、出走数が10頭以上の前走組で、勝率、連対率、複勝率いずれもトップを記録している。
その中、芝中距離の重賞実績に注目してみた。3着以内の馬券圏内17頭で過去に芝1800m~2000mの重賞を勝利した経験がある馬が16頭。これは比率が高い。
◎皐月賞から直行組は芝中距離の重賞勝利が必須
青葉賞勝ち馬が3連対と好成績を挙げてる。
続く重賞では、NHKマイルカップ組「1.1.1.26」では、2008年ディープスカイが勝利。
この組は重賞実績と2走前に注目。3着以内馬3頭はすべて芝1800m~2000m重賞での連対経験あり。青葉賞は「0.3.2.20」でダービー制覇はないが、複勝率が20.0%。特に、青葉賞1着馬が「0.3.0.7」と2012年2着フェノーメノら連対馬3頭出している。
◎枠順は内枠に注意
過去5年、15頭中9頭が1桁馬番だった。さらに、その中、6頭が1番から3番馬番と断然、内枠有利のデータ。とうぜん、Cコース替わりで馬場傾向を確認する必要があるが、近3年毎年1頭以上は馬券に絡んでいる。
◎NHKマイルカップからの距離延長はマイナス
過去5年、前走NHKマイルカップからの距離延長馬は1頭も馬券なし。間隔を詰め、距離延長と厳しいローテーションで上位に入着出来る程、ダービーは甘くない。
★前走NHKマイルカップ出走馬
ロードクエスト
レインボーライン
ブレイブスマッシュ
イモータル
◎前走重賞でコンマ1秒差以上の勝ち馬
過去5年、15頭中8頭が前走重賞で0.1秒差以上つけて勝っている。複勝率は40%であることから、該当馬は注意が必要。
★前走重賞で0.1秒差以上の勝ち馬
ディーマジェスティ
スマートオーディン
ヴァンキッシュラン
◎前走、芝2200m以上で道中5番手以内馬
過去5年、前走芝2200m以上を使っている馬は7頭馬券に絡んでいる。その中、4頭は道中5番手以内。前走が皐月賞組以外ならば、同条件の該当馬に注意。
★前走芝2200m以上が道中5番手以内馬
ヴァンキッシュラン
アグネスフォルテ
さて、ダービー週の馬勝、平場戦でもご注目頂きたい。5月度は、まずまずの回収率を叩き出してきた馬勝ですが、全く満足していません。
代表の泉からも
「今週で大きなプラス収支の目的を果たすべく、メイチの情報提供が御座います。
と公言!
要は、雄弁より結果。どうぞ、ご期待ください。