今週の馬券動向分析
第77回 皐月賞の展望
今週、中山競馬場で牡馬クラシック第一段 皐月賞が行われます。ご存知、3冠制覇に向けた第一関門となる3歳世代の有力馬が集結。
過去10年の優勝馬をみても名馬だらけ。2011年 オルフェーヴルはクラシックを三冠達成。2012年にはゴールドシップが強さをみせけ、ヴィクトワールピサ、ドゥラメンテなど歴史的名馬が誕生したレース。さらに、2~3着にも後の実力馬は多く見られ、一昨年の3着馬 キタサンブラック
昨年の3着だったのはサトノダイヤモンド。今年、ここで飛躍を遂げるのはどの馬か。さっそく、過去の傾向を確認する。
4月16日(日)中山競馬場で行われる皐月賞は以下の通り。(フルゲート:18頭)
・優先出走馬
アウトライアーズ
アダムバローズ
ウインブライト
カデナ
ダンビュライト
プラチナヴォイス
マイスタイル
・賞金上位馬
サトノアレス
レイデオロ
アメリカズカップ
スワーヴリチャード
アルアイン
ペルシアンナイト
ファンディーナ
コマノインパルス
トラスト
クリンチャー
キングズラッシュ
・除外対象
スズカメジャー
◎中心は前走の勝ち馬だが、弥生賞1着馬は例外!
前走2着から快進撃をみせた、前走の共同通信杯で2着からの盛り返し「ドゥラメンテ」や前走の弥生賞4着からの盛り返しでだった「キャプテントゥーレ」もいるが、これまでの成績を振り返っても前走の好走馬より、1着馬の方が勝ち負けしている。
前走が1着だった馬の内訳を確認するとスプリングSがロゴタイプなどの3勝、共同通信杯が昨年のディーマジェスティなどの3勝と好成績をみせる半面、弥生賞優勝馬は、2010年のヴィクトワールピサしか皐月賞を制していない。連対率、複勝率では見劣らないが、1着候補とするにはやや不安の残るデータ。皐月賞と同じコース、同じ距離のだが、チェックは必要なデータ。
◎ペースの高速化
少し前までの皐月賞は、流れるペースに荒れやすい馬場が重なり、タフなレースが多いレースだった。しかし、馬場改修とエアレーション効果などで、今や馬場の高速化が進んでいる。その結果、ディープインパクト産駒の回収率が90%台と完全に高速競馬の傾向だ。
◎枠順の有利、不利
2番人気リオンディーズが8枠16番で降着になってしまったが、8番人気で勝ったディーマジェスティが8枠18番だった昨年の皐月賞を思い出して欲しい。
東京で代替された2011年を除く、過去10年の枠番別は、優勝馬9頭中5頭が7~8枠に集中。連対率や複勝率では、特出したデータではないが、少なくとも外枠が不利になることはないと言える。
つまり、今年の7~8枠に注目するのは当然だろう。
◎前走の1着馬がダントツ!!
今度は前走着順別成績を確認する。注目すべきは、前走1着馬「8.3.5.46」の実績。これまで断トツの8勝であり、その中でも前走が1番人気で勝利した馬のデータは連対率37.5%、複勝率50%「6.3.3.12」と好成績。逆に、昨年のドゥラメンテが該当する前走2着馬は「1.3.2.29」とイマイチ。
さて、一番屋★馬勝は、皐月賞を含む、勝負情報を提供予定です。
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