今週の馬券動向分析

第154回 天皇賞・秋の展望

秋の府中に揃った頂上決戦「天皇賞(秋)」
近年だけを見ても数多くの名馬が優勝馬に名を連ねているが、昨年の勝ち馬ラブリーデイは、宝塚記念など年間重賞5勝を挙げて、堂々の参戦。今年もさまざまなタイプが登録してきたが、どの馬が栄光の盾を手にするのか、過去の傾向を確認する。

★10月30日(日)天皇賞(秋)枠順確定 東京競馬場 芝2000m


【1枠】 1番 エイシンヒカリ   武豊
【2枠】 2番 クラレント     内田博
【2枠】 3番 アンビシャス    横山典
【3枠】 4番 サトノクラウン   福永
【3枠】 5番 ロゴタイプ     田辺
【4枠】 6番 アドマイヤデウス  岩田
【4枠】 7番 サトノノブレス   シュタルケ
【5枠】 8番 モーリス      ムーア
【5枠】 9番 ルージュバック   戸崎圭
【6枠】10番 カムフィー     蛯名
【6枠】11番 ヒストリカル    田中勝
【7枠】12番 リアルスティール  M・デムーロ
【7枠】13番 ヤマカツエース   池添
【8枠】14番 ステファノス    川田
【8枠】15番 ラブリーデイ    ルメール

・2016年度天皇賞(秋)の枠順が確定。
マイル王から中距離王、2階級王座奪取を狙うモーリスが2枠8番と中目の枠。毎回、折り合いに不安はあるので、出来れば内目の枠が希望だった。
エイシンヒカリは1枠1番で最内枠。早い段階で出していかないと同じ内枠のクラレント、ロゴタイプが競ってくるのので危険だろう。リスクを背負ってでも王道の競馬を貫けるかが勝敗を分けるだろう。
前哨戦の毎日王冠を勝ったルージュバックは5枠9番の中目の枠。
外にいるモーリスを確認しながら競馬が可能だけに、高いレベルの競馬が出来そう。後ろから余力を残した競馬が出来れば面白い。
そして、昨年の覇者ラブリーデイは8枠15番の大外枠。昨年と違い、枠順は厳しいだろう。内枠に先行勢が顔を揃え、道中で好位置を確保するにはゲートを出てから、かなり脚を使う必要がある。昨年は完璧にな立ち回りで勝利しただけに今年はあれ以上の競馬は難しいと考えるのが当然。
大阪杯でキタサンブラックに勝ったアンビシャスは2枠3番の内枠。折り合いをそこまで怖がる心配はなくなった枠だけに上手く乗れれば十分チャンスもあるだろう。


◎やはり3歳馬~5歳馬が馬券の中心

近年でも15頭中14頭は3歳~5歳馬。(4歳【2.3.2.27】、5歳【5.2.2.36】)
6歳以上で馬券に絡んだのは、、8歳で優勝した2009年カンパニー、2着の3歳馬。2010年ペルーサ。2012年フェノーメノ。6歳以上はあまり手を出したくない成績。 基本的には若い馬から入りたいレース。

●エントリしている3歳馬~5歳馬一覧。

アドマイヤデウス
アンビシャス
エイシンヒカリ
サトノクラウン
ステファノス
モーリス
ヤマカツエース
リアルスティール
ルージュバック


◎侮れぬ牝馬の台頭

2014年、2013年と連続牝馬が馬券になっており、昨年2015年は馬券にはならなかったものの、ショウナンパンドラが4着に入着した。実力のある牝馬が軽斤量のアドバンテージを得ると注意が必要。

●出走予定の牝馬

ルージュバック

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